キアリ奇形とは?小脳扁桃の下垂・頭痛・首の痛みと脳脊髄液の循環障害を解剖図で解説

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この画像について
この画像は、キアリ奇形における小脳の位置異常と、頭痛・首の痛み・めまいなどの代表的な症状を解説した脳神経外科医療インフォグラフィックです。
キアリ奇形は、小脳などの後頭蓋窩にある神経組織が、本来の位置より下方へ変位する形態異常です。代表的なキアリ奇形Ⅰ型では、小脳扁桃が大後頭孔を越えて脊柱管側へ下垂します。
主な症状には、後頭部の頭痛、頸部痛、めまい、ふらつき、手足のしびれなどがあります。特に、咳やいきみなどによって誘発される後頭部痛が特徴的ですが、無症状の場合もあります。
小脳扁桃の下垂によって脳脊髄液の流れが妨げられると、脊髄空洞症を合併することがあります。
画像では正常な脳とキアリ奇形の矢状断を比較していますが、実際の診断ではMRIによって小脳扁桃の下垂の程度、頭蓋頸椎移行部の形態、脳脊髄液の流れ、脊髄空洞症の有無などを評価します。
治療は症状や画像所見に応じて判断し、無症状の場合は経過観察、症状が強い場合や脊髄空洞症を伴う場合などには後頭蓋窩減圧術を検討します。
本画像は、脳神経外科・脊椎脊髄外科のホームページ、患者教育、キアリ奇形の病態説明、健康啓発資料、院内掲示物などにご活用いただけます。
※画像はキアリ奇形Ⅰ型を中心とした概念図です。実際の小脳扁桃・延髄・大後頭孔の位置関係や下垂の程度を厳密に再現したものではありません。

